土木施工管理技術者の様々な工事

トンネル工事の施工管理、その魅力とは?

皆さん、ちょっと聞いてください。建設業界での施工管理技士の需要が高まっているんです。特に、トンネル工事の分野では、そのスキルが評価され、人材派遣会社を通じて雇用されることで待遇も保証されます。今日は、そんなトンネル工事の魅力と、派遣の施工管理に求められるスキルについてお話しします。

トンネル工事の施工管理とは?

建設業界は「重層下請け構造」で成り立っています。同じ施工管理でも、働く会社が元請けと下請け(1次・2次など)では、管理内容が違います。元請けをやる会社は、一般的に規模が大きい会社です。そして、その中でもトンネル工事はきついとされています。同じきつい仕事なら、給与や福利厚生が優遇されている規模の大きな会社を目指すべきです。

元請けと下請けの施工管理の違い

トンネル工事の元請けと下請けは、工事の完成という大きな目標は一つですが、それぞれに果たすべき役割があります。施工管理を6つのポイントで分けて、元請け、下請けの果たすべき役割の違いを紹介します。ポイントは、施工計画の作成、工程管理、品質管理、安全管理、技術的指導、その他の6つです。

元請け会社は、請け負った工事全体の施工計画書を作成し、設計変更があれば修正、下請けからの施工要領書などの提出書類を確認します。また、工事全体の進捗と下請け間の工程を調整し、下請けからの施工報告を確認、必要に応じて立会い検査を実施します。

一方、下請け会社は、請け負った範囲の施工要領書などを作成、元請けの指示があれば修正を行います。また、請け負った範囲の工事の進捗状況を確認し、請け負った範囲の工事について元請けへ施工報告、必要に応じて立会検査を求めます。

トンネル工事会社の規模で年収は違うの?

規模が大きい会社ほど、年収が高くなる傾向にあります。それを示すために、Web上で調査したリアルな年収の違いを紹介します。大手のスーパーゼネコンの平均年収は1000万円~1100万円(平均年齢42歳~44歳)です。一方、東京都のゼネコンで、トンネル工事で有名な某建設会社は、45歳~49歳で625万円となっています。北海道の老舗トンネル工事会社では、45歳で570万円です。

まとめ

トンネル工事の多くは公共工事であり、施工管理として求められるものは他の公共工事と変わりません。元請けと下請けの関係性でも同じです。同じトンネル工事でも、規模が大きい会社ほど優遇されるという点でも同じことがいえます。ただ、ここで忘れてほしくないのは、優遇されるほどに求められるものも大きくなるということです。無理はせず、少しずつステップアップしていくというスタンスが、派遣でも社員でも重要だと考えられます。

参考リンク

【トンネル工事の施工管理】とは?【派遣】でも大手を目指してほしい理由とは?